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zoom RSS 『バーニーと水仙』

<<   作成日時 : 2013/01/04 20:34   >>

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   私の絵画館 【この一作】 画家の作品と随筆

                                    小 島 け い

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  『バーニーと水仙』               

 時代遅れというのか、時代の主流からはずれているというべきか、
私は今もパソコンと無縁で暮らしています。もちろんブログもありますし、
お客様とメールでのやりとりもしていますが、
それはひとえに”あの人””この人”のおかげなのです。

 そんなわけで「私の絵画館」の文章がどのような形で掲載されているのか、
今まできちんとみたことがありませんでした。

 先月”この人”のおかげで、すべてが印刷されました。そこで初めて、
三年間続いていたことがわかりました。
私には毎月〆切りに間に合ったり間に合わなかったりの、
アタフタとした感覚しかありませんでしたので、
内容はともかく<三年間続いた>ということに、ある種の感慨がありました。

 これも、近くのあるいは遠くの皆様のおかげだと思います。
新たな年も始まりますし、一度、心からお礼を申しあげます。

 絵のモデルは、ニューファンドランド犬のバーニーです。
飼い主さんは”スカイ”の馬主さんでもありますので、
よく一緒に牧場にやってきて、
長い時間大人しく飼い主さんの作業が終わるのを、ひたすら待っています。

 ある時バービーの全写真が入った紙袋を、ドサッと受け取りました。
いい写真を選んで描いて、ということでした。アレコレ迷っていると。

 しばらくして四つ切の大きな写真が、追加で送られてきました。
一番好きな写真なのでこれで描いて下さい、とのことでした。

 それはまだ若い頃のバーニーで、楽しそうに笑っていました。
確かにいい表情で写っていましたが、大きな問題がありました。
ま横の右側から光が当っているので右半分は見えるのですが、
左半分は影となりほとんどまっ黒で、よくわかりません。

 目も毛のウェーブも、結局他の何枚もの写真から見当をつけて描いていくという、
大変な作業が待っていました。
最後には目の部分を光にあて、拡大鏡ですかして見る。
かなりの集中力が必要ですが、そうするとまっ黒にしか見えなかった目の輪郭が、
おぼろげながら見えてくるのです。

 そうやって出来あがったのですが、
絵の中のバーニーはそんな苦労も知らないふうで、ほがらかな顔で笑っています。

 小さい頃から知っている牧場のスタッフの方たちが絵を見て
”若い頃のバーニーだ!”と言って下さり、ほっとしました。





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