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zoom RSS 『 山羊のみた夢 』 2

<<   作成日時 : 2013/07/27 21:23   >>

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  私の絵画館 【この一作】 画家の作品と随筆

                   小  島  け  い

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  「山羊のみた夢 2」                 
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 六月のある日、新聞に山羊のことが書いてありました。
敗戦後の食糧難の時代に、
エサ代がかからず栄養価の高い乳が飲めるということで、
山羊を飼うことが奨励された時期があったとか。
けれどまもなく、大量に乳をとることのできる乳牛に変わり、
山羊は激減したとありました。

 時々牧場に草を食べに来てくれる黒山羊を思い出し、
なるほどなあと思いました。

 ずいぶん前になりますが私は山羊の絵を描きたい、と思いました。
それは、大学病院の裏手にある草はらの一画に、
山羊が飼われているのを見たからでした。
大人の山羊と数頭の子山羊は、
とても人懐っこい性格で、その愛らしさは、私にとって大きな発見でした。

 しばらくして、私は「山羊のみた夢」とい題で3枚の絵を描きました。

 その2枚目が子山羊の絵(写真1)でした。
この絵は、当時はまだ珍しかった天然酵母を使ったパン屋さんで、
しばらく飾ってもらっていました。

 そのご縁で、1998年10月に少し離れた山之口町というところで開催された
”全国山羊サミット”のポスター(写真2)にこの絵が使われました。

 当日、私たちもパン屋さんのお手伝いを兼ねて参加しました。
そこで山羊ミルクが栄養的にもすぐれた物であり、
牛乳中にあるアレルギー物質が含まれていないために、
皮膚炎やアレルギー症状のある人にも効果があることなどを知りました。

 また、山羊を飼うことは、心のケアにもよい影響がある
という南の島での実践報告なども聞きました。

 その山羊の効能を、お友だちの精神科医の方に何げなくお話したところ。
しばらくして訪ねた病院で、
前にはいなかった山羊がすでに飼われており、
患者さんたちが楽しそうに世話をされていて、びっくりしたことがありました。
そこでは、山羊ミルクで作ったクッキーも販売されるようになっていました。


 山羊の絵を今描くなら、私はきっとパステルを使うでしょうが、
当時私はまだパステルを使っていませんでしたので、
クレパスで描きました。
その是非はともかく、その時しか描けなかった絵ですので、
今も愛着のある一枚となっています。




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